今からでも間に合う!最速お節料理
関西風に薄味だけど旨味しっかりのレシピです。
『えーー!?もう12月も終わり!お節料理どうしよう…』
ドタバタで節料理の事なんて考えてる余裕なかった~。
私の息子も今年は小学校へ入学し、これまでとライフスタイルが変わってきました。
忙しくて、凝ったお節料理は事は出来ないけど
四季を愉しむ日本の料理の文化を少しでも子供に学んでもらいたいと思う
そんなママも多いのではないでしょうか?
今回はそんな子育て真っ最中の忙しいママへ
お正月ギリギリでも買い物してパッと作れるお節料理【お煮しめ】をご紹介します。
■お煮しめって何?
主に根菜類と鶏肉を椎茸の出汁を使って甘辛く炊く煮物を言います。
室町時代に始まった今の日本料理が原型になっている「本膳料理」で、
貴族の宴会で振舞われていた料理です。
江戸時代以降から、お正月に「煮しめ」を用意する家庭が増えます。
徐々に一般家庭に馴染みが深くなったと言われています。
煮しめの名前の由来は諸説ありまして、
出汁が少なくなるまでじっくり煮て締めると言う意味から付いたとの
地域もあれば、煮汁の色を具材を染めるまで煮る事から
「煮染め」と書く地域もあるそうです。
■関西風で薄味だけど旨味のあるお煮しめ(炊き合わせ)作り方
隠し塩で旨味がアップ!
材料のおいしさを引き出すほんの少量の塩を加えます。
ですが砂糖や味醂がメインで入る「お煮しめ」の場合は塩を加える順番が
ポイントです。
塩は砂糖よりも分子が小さいので先に入れてしまうと、
後から入れた砂糖が材料に染み込まなくなります。
塩は砂糖よりも後に加えて、味をグッと引き締め効果で使います。
(材料)4人分
鶏モモ肉…1/2枚(200g)
人参…1/2本
蓮根…小1節
里芋…6個
こんにゃく…1/2丁
きぬさや・・・8枚
こめ油(サラダ油)…大さじ1
出汁
★椎茸の戻し汁…600㏄
だしパック(鰹など)…1パック
(A)
酒…大さじ2
味醂…大さじ2
薄口醤油…大さじ1
砂糖…大さじ1(甘さは調節して下さい)
(B)
塩…小さじ1/3
濃口醤油…大さじ1/2
(作り方)
〇野菜は上記の方法で剥いて、筍・こんにゃく・きぬさやは下茹でしておきます。
❶鍋に油大さじ1を熱し鶏肉を焼き目を炒めます。
❷根菜類の火が通りにくい物から順に入れ、最後にこんにゃくを加えます。
表面に油がコーティングされるまで炒めます。(焦がさない様に中火)
❸出汁を加え一度煮立たせアクをひきます。
パック出汁も引き上げます。
出汁は材料に浸る程度にします。
★の量が足らなければ水を追加します。
❹Aの調味料を加え、落し蓋(クッキングシート等でも良い)弱火で
約20分材料が踊らない様に煮ます。
❺Bの塩・濃口醤油を仕上げに入れ、10分煮て醤油の香りを付けます。
(関西風に色を薄くして仕上げる為に濃口を控えめにし香りづけに入れます。)
❼きぬさやを茹でる。
小鍋に500㏄の水:塩を小さじ1/2を加え沸かしたお湯に、
きぬさやを入れて3分茹でたらザルに広げるように引き上げ
サッと冷まします。
(水に落とすと水っぽくなるのでザルに広げて一気に冷ますと発色が良くなります。)
❽器に盛り付けて完成です。
簡単に出来る
母の手作りのお節料理1品を通じて
子供に日本の伝統文化を伝えてあげるのもいいですね。
2022年は皆様はどんな1年でしたか?
私は色んな自分にない領域を学び、
頭が飽和してなかなかうまくアウトプットできないまま
あっという間に時間が過ぎてしまった年でした。
2023年は頭を整理整頓してスマートに進化と成長ができる1年にしたいと思います。
良いお年をお迎えください。