キノコはスペシャリスト!
●ダイエットに必須と言われている低カロリー
●食物繊維が豊富で満腹感が出る
●骨粗鬆症予防にカルシュウムが摂れる
●何と言っても肌にハリを与えるコラーゲンをつくるビタミンDが豊富
●単独で美味しい調味料代わりになる旨味成分が多い
■茸(きのこ)類は秋が美味しいと言われていますが本当なのでしょうか?
季節を問わず人口栽培(菌床栽培)で年中安定して生産できるのでリーズナブルなキノコですが
胞子を飛散して繁殖する野生の茸の場合は特に湿度の高い梅雨の時期(6月~7月)と
秋雨の時期の(9月∼11月頃)に大量発生するそうですよ。
椎茸や、シメジ、他珍しい品種のきのこ類も9月頃には肉厚でとっても美味しそうな
モノが沢山出荷されますので旬の香りと食感を味わってみて下さい。
■マツタケが高額なのは?
マツタケは野生の茸の代表選手なので秋が旬なのです。
この人工栽培はまだ確立されていないらしく、
自然に生息するものを探して収穫するしかない為に高額なんですね。
マツタケを選ぶ基準はお住の近県で収穫された物が一番良いとされていますが
その理由は、香りを楽しむ食材なので時間が経つと共に香りが失われていきます。
天然物は希少価値が高くて高価なので、
最近では9割以上を輸入品に頼って韓国産や中国産が多く出まわっています。
【松茸】
松茸の歴史は古く、縄文時代には食べられていたと言われており、
「古記」や「万葉集」にも登場。昔から香りを楽しみ食べられてきた秋の風物詩です。
【もくじ】
リーズナブルで美味しいキノコの
■選び方
■茸は女性にとって強い味方の栄養とは!
■カルシウムが多い順
■切り方いろいろ
■生で食べても良い?
■長持ちさせる保存方法
■茸の種類でもコレがお肉を柔らかくする
■おいしくて身体の中から綺麗にする食べ方
をご紹介します。
■茸の選び方
かさの巻きが強く、裏側のひだや軸が白くてきれいなもの。
椎茸の場合はかさが肉厚で針があって、ひだがきれいなもの。
■■茸は女性にとって強い味方!茸にはどんな栄養が詰まっているのでしょうか?
【満腹感を与える食物繊維が豊富】 | 特にキノコ類は水を含むと膨らむ食物繊維が豊富なのでたくさん食べてもとっても低カロリーな上に少量でもお腹がいっぱいになります。 |
【ダイエットして老化する肌を助けてピカピカ肌にしてくれます】 | 茸類と野菜を一緒に食べる事で、ビタミンとミネラルが沢山吸収でき、合わせて食べる事が最良です。 |
【カルシウムで骨粗しょう症を防御したければタンパク質とキノコ類のビタミンDを一緒に】 | 食事制限をしている方は特に気を付けたいのが骨密度がスカスカになる事。 そんな時こそキノコとタンパク質を一緒に食べてカルシウムをしっかり吸収しましょう。 |
【きくらげ】
春から秋にかけて、広葉樹のニワトコ、ケヤキ等の倒木や枯枝に発生する。
「木耳」と書いてきくらげと読みます。木に生える水母(くらげ)のような食感からその名が付いたと言われいます。
■実は!キノコはカルシウムが多い
最も多いものは
1.きくらげ
2.マツタケ
3.なめこ
4.マッシューム
5.ほんしめじ
6.しいたけ
7.ぶなしめじ
8.ひらたけ
ビタミンDの多いキノコにカルシウムと食物繊維が一緒に摂れるなんて!?
すごいスーパーフードですね。
■加熱しないとダメ?
一般には十分に加熱してから食べる必要があります。
その理由は裏側のひだに雑菌が付いていたり、補食からを守るために微量の有害物質を含んでいる事があります。
きのこ類に含まれる有害物質は熱に弱いので加熱すれば問題はありません。
生や加熱が不十分だと中毒でお腹お壊すことがあるかもなので注意しましょう。
【エリンギ】
欧州や北米を原産とするきのこで、日本には自生していないので出回っているのは人工栽培されたもの。
癖のない味わいと、コリッとした弾力のある歯ごたえが魅力。
【マッシュルーム】
同じく、日本では自生していないのでこちらも人口栽培です。
実は日本名があり「つくりたけ」と呼ばれます。世界で最も生産されているきのこ。
日本では「ホワイト種」と「ブラウン種」が流通。
【ぶなしめじ】
ややこしい!少し前まで「本シメジ」と言う品種で一般的にはぶなしめじの事をさしていました。
ブナシメジの名は本来ブナの倒木に生えることからこの名で呼ばれていて、傘は高さ4〜15 cm表面は白~赤みがかった灰色で、
中央部に濃色斑状の大理石模様で人工栽培されているものとは別物の見た目。天然ものと人口ものは見た目が全然違います。
ですが本種の人工栽培品が「ホンシメジ」の商品名で一般的に流通していたことで、袋には大抵「ブナシメジ」と小さく書かれていました。
栽培が困難で秋にコナラや赤松林に群生する高級キノコの本しめじとは別のものであることから林野庁は慣行を改めるよう通達。
これを受けてホクト等、日本の主要なキノコメーカーは「ブナシメジ」の名称を使用。現在では「ブナシメジ」の名で広く流通しています。
しめじ科シロタモギタケ属の「ぶなしめじ」
しめじ科しめじ属の「本しめじ」などがあります。
年中手に入る事でお馴染みです。癖のない味わいで料理のジャンル問わず何にでも相性抜群で幅広く使いやすく食べやすい茸です。
【本しめじ】
コナラやアカマツの林に生息している天然もので量産ができないとても希少な茸です。
「香り松茸」「味しめじ」と呼ばれるほど香り豊かで旨味が詰まっていて、
その歴史は長く古くからその香りや味は人々に愛されてきました。
本しめじの旬は秋の9月から10月ごろに収穫を迎えます。
三重県を中心に栽培されてきた大黒本しめじは、最近では京都など関西を中心に栽培がさかんにおこなわれています。
旬の本しめじは、ぷっくりとしていて歯ごたえが抜群。
歯切れや口当たりもとても良く噛むとじんわり旨味と芳醇な香りが楽しめます。
【ひらたけ 】
ひらたけの科ひらたけ属のキノコなので、しめじの仲間ではありません。
本シメジに形が似ていた事から昔は「しめじ」と商品名が付けられていたそうですが
今は品種も増えたので名前がはっきりと分類されて、しめじとは別物に属します。
肉厚で味が染み込みやすく煮物にすると美味しい煮汁があふれ出すジューシーさがあるのが特徴。
歯切れも良く綺麗な霜降り模様がメイン料理にもなる存在感。
ビタミンBが多く、美容にも嬉しいキノコです。
■切り方(エリンギで解説)
兜割(かぶとわり) | 縦二つに割る切り方。 | 焼き物。バーベキュー、てんぷら |
縦割り | 横にねかせて長いままの薄切り。長すぎる場合は縦半分に切る。 | エリンギの存在感を活かした料理。ソテー、素焼き、揚げ物。 |
輪切り | 横にねかせて筒状に切る。幅は1㎝前後でお好み。 | 炒め物、煮物、揚げ物。 |
手で裂く | 縦の繊維に沿って裂く。味が染み込みやすくなる。 | ソテー、煮込み。パスタ、マリネ |
斜め切り | 斜めに幅を揃えて切る。中心部分は半分にしてサイズを揃える。 | 炒め物、煮物、鍋料理、スープ |
乱切り | エリンギを回しながら端から三角になるように切る。 | 煮込み料理やスープ。 |
ささがき | 輪を鉛筆のように削る切り方。 | 他の野菜と合わせる炒め物、煮物、かき揚げ。 |
【椎茸】
江戸時代には人工栽培されていたという日本を代表する茸
菌床栽培での技術が向上し、肉厚なものもだ回るようになりました。
■生シイタケと干し椎茸の使い分け
生椎茸・・・肉厚の食べ応え十分!食感と風味は生しか味わえません。焼き物、焼きそば、炒め物、混ぜご飯、てんぷら、串カツなど。
干し椎茸・・・味が良く染みこみ、戻し汁も旨味が濃く栄養たっぷりです。煮物、炊き込みご飯、ばら寿司、中華炒め、蒸し物、スープなど。
■長く保たせる保存方法3つ!
【美味しさ長持ち!栄養価アップ】
❶新聞紙を巻いて冷蔵庫の野菜室で保存。(冷蔵庫保存は3日を目安にしましょう。)
きのこ類は水分に弱い!パックから出して湿気ない様に新聞紙で包んで水滴から守る方法。
❷干して冷凍保存。
スライスして干して半乾きで冷凍します。
切って干すと太陽の陽を浴びてビタミンDが増し、水分を少し飛ばす事で旨味が濃縮されます。
水分が少ないため香りも逃げにくく更に出汁が出やすいので煮物や汁物に最適です。
凍ったまま調理しましょう。
➌冷凍保存。
使いやすいサイズにカットして凍すると、火通りも早くて旨味が濃ゆく栄養価もアップで良い事づくめです。
【舞茸】
ナラ、栗、椎などの根際に自生するサルノコシカケ科のキノコ。
名前の由来は諸説あり、「見つけると舞い上がるほど喜ぶから」とか「その形が蝶が舞うようだから」と言われています。
■お肉を柔らかくする茸は?
「舞茸」にはタンパク質を柔らかくする分解酵素のアミラーゼがどの茸よりも多く含まれています。
お肉に下味を付ける時に、手でほぐした舞茸を一緒にお肉に乗せて下味と一緒に漬け込んでおくと
柔らかくしてくれます。
※逆に茶碗蒸しに舞茸を入れるとタンパク質の卵は固まらなくなるのでご注意を。
■例えば今晩、こんなお料理はいかがでしょうか?
旬の茸(キノコ)は安くて美味しい時期。
青ネギ、水切りした絹子氏豆腐と水餃子にはしっかり濃いめに味付けしたスープを含ませます。
とろろは仕上げにかければ食感と舌触りの良い一風変わった身体を元気にしてくれるスープの完成です。
簡単なのにとっても美味しく栄養バランスも最高な鍋料理。
旬の野菜でたっぷり栄養補給しましょう。
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レシピはこちらです。