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こどもに教えてあげたい「お節料理と七草のなぜ?」すぐできる!簡単お節と七草団子レシピ

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【お節料理は年神様へのお供え料理】
元旦の日にお節料理を食べる風習がありますが、お節料理はいつからどのように伝わったのでしょうか?

弥生時代に中国から伝わり、江戸時代後期に現代に近い形になったと言われています。
昔から1月1には年神様と言う新年の神様が1年の幸福をもたらす為に各家庭にやってくるとされ、節といわれる季節の変わり目ごとに、五穀豊穣・子孫繁栄・家族の安全と健康等を祈願して山の幸や海の幸を盛り込み感謝して神様にお供え物をした「御節供(おせちく)」事に由来しています。当初は1月の1日・7日・16日の3回に加え5月・11月の5回お供え物として作物で作った料理がおせち料理の始まりです。江戸時代には1月1日にお節料理が定着し、5節句は別日に変わり制定されそれぞれに無病息災などの祈願する日となったそうです。

【お節は5節句の内の1つ】
節句は中国から伝わり、江戸時代になると五節句は幕府の公式行事として位置付けられて祝日と定められました。

■1月7日人日(じんじ)の節句
■3月3日上巳(じょうし・じょうみ)の節句
■5月5日端午(たんご)の節句
■7月7日七夕(たなばた)の節句
■9月9日重陽(ちょうよう)の節句

【簡単レシピ】
■紅白なます風「蕪とオレンジコンフィチュールの和え物」(2人分)

紅白なますとは大根と人参で作る酢の物で、根菜類のように根をしっかりはり、家の土台を強くすると言う意味が込められたお節料理の一品です。
西洋料理でご紹介します。

■材料
小蕪…1個

Aオレンジのコンフィチュール…大さじ1(オレンジ1枚分)
A酢…大さじ2/3
A塩コショウ…少々
Aオリーブオイル…大さじ1

■作り方
1.蕪を薄切りし塩(分量外)を少々絡めて5分おいて水気を絞ります。
2.オレンジのコンフィチュールは8等分にカットします。
3.Aをよく混ぜ合わせた中に、1の蕪を絡めれば完成です。
※仕上げにピンクペッパーや生ハムを一緒に添えると更に美味しくおしゃれに仕上がります。

★オレンジのコンフィチュールは瓶詰の物で販売されております。(マーマレード代用可)

【簡単レシピ】
■ぶりの照り焼き(2人分)

ぶりは出世魚です。「出世しますように!」と願いが込められています。

■材料
ぶりの切り身…2切れ
塩…少々
油…小さじ1

A砂糖…小さじ1/2
A味醂…大さじ1/2
A酒…小さじ1
A醤油…大さじ1
Aおろし生姜…少量

■作り方
1.ぶりに塩を振り5分おくと水気が出るので拭き取ります。(臭みけしの作業)
2.Aの合わせ調味料の半量をビニール袋に入れ1のぶりを入れ密封して15分漬け込みます。
3.2のぶりの水気を拭きます。フライパンに油を敷いて中火で両面に焼き目を付けます。
4.半量の調味液を絡めれば完成です。

※焼きすぎると硬くなるので、両面に焼き目が付けば真ん中は予熱で火が通ります。
調味液にとろみがつけば出来上がりのサインです。

【1月7日は七草を食べるのはどうして?】
古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。
そして、7日目を人の日(人日)とし、新年に野草(せり・なずな・ごぎょう・ほこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を
食べると強い生命力にあやかり長い気が出来るとされていました。
また一年の無病息災を願う邪気払いの行事で正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為に7種類の野菜(七草)を入れたスープを食する習慣があったと言われています。

七草の種類

■せり
■なずな
■ごぎょう
■はこべら
■ほとけのざ
■すずな
■すずしろ

【簡単レシピ】
「七草団子ぜんざい」(2-3人分)

■材料
七草(フリーズドライ)…1/2袋※七草の量はお好みで加減してください。白玉粉…40g
絹こし豆腐(水切りなし)…50g

A茹で小豆(缶詰)…1缶
A水…適量
A塩…少々

■作り方
1.白玉粉と絹こし豆腐を良く捏ねます。
2.白玉粉の粒が無くなったらフリーズドライの七草を加え更にこねます。
3.沸騰したお湯に1口サイズに丸めて茹でる。浮いたら冷水に引き上げます。
4.器に茹で上がった団子を入れておきます。
5.Aを鍋で軽く沸騰させたら団子を入れた器へ注いで完成です。
※お団子の捏ねあがりは耳たぶほどの硬さが良いです。柔らかい場合は白玉粉を足して調整します。

★七草のフリーズドライが無ければ、
生の七草や大根・かぶの葉を茹でてみじん切りにし、硬く絞って加えましょう。

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