今日滑走路が2本に追加された。
これで24時間の空港
朝のニュースにくいついてしまった。
私が初めて世にデビューしたのが関空の国際線エアーケータリング社だった。
当時、関空が誕生すると同時に入社した。
私も関空を支えるお手伝いが出来た事を今も誇りに思う。
毎日飛行機の離発着を目の前にしながら乗客人数の変更しまくるモニターと
にらめっこしながら40℃近くまであがる厨房内の火元
にたっていた事を思い出した。
モニターの読み方がわからなければその日の飛行機の出発にも影響がでる。
料理の事もさながら、契約していた各社の飛行機が全てアルファベットの略語だらけで
覚えるのも大変だ。飛行機に乗るとスッチーがfish or beef?と聞いて来るが本当はまだまだ隠されたスペシャルメニューがあるのだ。だから作りてとしては、チケットをキャンセルされたりすると、モニターの目がチカチカする様な数字を見ながら計算式に基づき電卓をたたく。
慌ただしい最中 時間と数字と自分達と奮闘する。
特に私はビジネスクラスの食事が好きだ。しっかりソースもメインもこだわって作る。
でもファーストクラスは銀のオーバル皿に伊勢エビの頭や、手のかかりすぎるアミューズ
、マッシュルームにさえ絞り袋から出したかの様な飾り切りにこだわる。
そりゃーファーストクラスに乗る方の金額は半端じゃない。多分『世界バリバリ バリュー』に取材をうけてる人レベルかと思ったり………..。う～んあれは気を使いましたな。
エコノミークラスはどうしても値段と食材が比例するのだろう。（お肉なんかは税のかからないお肉ってのがあってエコノミーはそれを使う。）いかにそれを美味しく作るかってのは
どんなに凄腕のシェフだってきわめて難しいと思う。しかも機内でリヒートするので逆算で半調理が鉄則なんでね。
あんなに一機を空に飛ばすだけでもどれだけ沢山の方々が乗客の皆様の安全の為に酷使しているのかって思うと頭が上がらない。
だからほぼそちらに廻る金額だろう。だってその時だけ命を預けるんだからね。固い肉かもしれないけど、そのお肉の裏側には噛みしめる程のストーリーがあったんだね～。
泣けちゃうとですよ。
飛行機に乗るときは離発着場の港のギリギリ角辺りを見てね。管制塔とコンタクトする人、皆の食事を作る人、運び込んでスッチーに説明する人、が働いているよ。離陸したら飛行機が旋回する時、目下に見えるはず。ちゃんと『いただきま～すっ』
っていってあげてね。
ずっと昔、私が海外に行く際
乗り込む時にであったミールを運び込んでた友、スッチーに説明してた友、あん時はビビったねー。エコノミーだったのにブッキングで余ったビジネスクラスミールをほんとにサンキュッ
でもいつも自分が作ってるやつだったから食べ慣れてたよ。…おほほっ
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