
先生方と一緒に壇上へ立てました事は私にとって名誉な事です。
昨日は、年に一度の辻学園調理技術専門学校のOB・OG会に参加してきました。
気づけばもう6回目。年々、月日の早さを実感します。

私がこの学校に憧れたのは、小学生の頃。
大阪ガスのCMで100人パエジャ祭りを見てあこがれ、一緒に作りたい!テレビで活躍されていた先生方を観て、
「絶対にここで学びたい!」と心に決めたのが始まりでした。
入学後は、朝と夕方の自主練に加えて、学校からご紹介いただいた
北新地の割烹や東南アジア料理のお店で掛け持ちバイト。
寝る間も惜しんで修業に励みました。
先生方のご指導は厳しかったですが、現場はさらに厳しく、
「社会はもっと大変だぞ」という教えを、日々肌で感じていました。

日本料理の先生で現在、全日本調理師協会の幹部をされておられます。
この辻学園OBG会の発起人でもありパワーがすごい!
●植田先生
先日、全日本調理師協会神田川俊郎先生から、超人賞を授与されました。
伊丹で高級食材をリーズナブルに味わえる創作料理をされています。
記念して超人賞コースをご提供されてます。絶対食べなきゃ!!!
「かんな月」
当時は「背中を見て覚えろ!味と技は盗め!」の時代。
女性の料理人が長く続かない現実の中で、厨房からカウンター越しのお客様との会話や励ましの言葉が支えでした。
時々母校を訪ねると、製菓の林先生が優しく話を聞いてくださったり、
学校レストランでランチをご馳走してくれたり。
そんな温かい時間が、どれほど心の支えになったことか。

囲炉裏を囲んで最高に美味しい猪鍋料理と山菜が楽しめるお店、
山深く街の喧騒から離れてくつろげる
かやぶき屋根と水車が「ふるさと」を感じさせてくれますよ。
岩本先輩が育てる最高級米がここで味わえるのも魅力です。
丹波篠山囲炉裏料理いわや
「認められたい」「一人前になりたい」と、時間外に黙々と練習する毎日。
時代は大きく変わりましたが、あの頃のがむしゃらな日々が、
今の私を支える根っこになっています。

私たちと同じく学校の生徒様でした、先輩です。
今回もお料理のデザートはご提供くださった「アーモンド効果」で笹田料理長がレアチーズケーキを作ってくださいました。
今では、雇う側・育てる側としての課題も日々感じています。
心を込めた料理やサービスでも、アルバイトの一言で評価が変わってしまう。
今求められるのは、“柔軟さ”と“順応力”かな。
時代の流れに、自分自身がアップデートしていくことの大切さを感じています。

当時から人気者の先生です。現在は別の学校で同じく講師をされておられるとの事。

日本料理の先生で現在は奈良県
大和高田市経済会館1階の
会席料理のお店をされてます。
一旬彩TEC
私自身も、失敗しては立ち直るの繰り返し。
家のこと、子育て、料理、新しい仕事事業の立ち上げ2件、所属する会合色々…。悩みは尽きません。
でも最近は、「寝たら治る」で翌日には元気を取り戻せるようになりました。
物忘れがちょっと助けてくれてるのもあって(笑)これは私にとっては良い“特性”です❣️

●新子隆先生
日本料理の先生で、このOBG会を毎年、
縁の下の力持ちで頑張ってくださっています。
本当にいつもありがとうございます。
●柴田 英司 先生は、当時は日本料理の助手の先生でとても気さくで今でも生徒さんが
先生のお店に食べに集まって来る人気は健在です。
「宝塚 しば田」
この数年で、「経営者の会」や「商工会議所青年部」に参加した事が、
人との出会いによる学びを得る中で、
「人のために自分ができること」をじっくり考えられるようになりました。

そして今回、憧れだった先生方や大先輩と同じ壇上に立ち、
笑い合える時間が持てたこと。
「遠回りしたからこそ、見える景色もあるなぁ~…。」
全部が今につながっていると思えた瞬間でした。✨

今回も司会をしてくだいました。
奈良の古民家ビーガンカフェ「ごはんや厨や(くりや)
●川村道宏さんは
料理学校の先輩で15年前に起業塾で学んだ同士です(^▽^)/
味に自信があるのになぜか売り上げが伸びない30席までの飲食店をV字回復させる
経営コンサルで6,000以上のフォロワーをもつプロです。
先生方との再会で、強く心に残った「ある言葉」。
それが、今の私の未来を照らしてくれています。
▶ 後編:「受け継ぐ覚悟とこれからの挑戦」へつづく