
【プロ直伝!簡単に美味しく出来る料理のツボ】
今日はちょっとだけ“プロの裏ワザ”を取り入れた、
それでいて「なんだかできそう!」って思ってもらえるローストビーフをご紹介します。
■春は、お祝いごとが多い季節。
でも外食するほどでもないし、できればおうちでゆっくり過ごしたい…そんな時にぴったりです。
🌸 春の誕生日ディナーに
🌸 ピクニックごはんの主役に
🌸 新生活スタートの週末に、
家族で“ちょっと特別”を囲む時間にぜひ、作ってみて下さい。
■ ローストビーフにおすすめの部位と選び方について
「牛肉ってどれを選べばいいの?」という方へ。
🔸部位は「モモ肉」or「肩ロース」
しっかりした食感のモモ、脂の甘みを楽しむなら肩ロースがおすすめです。
🔸100gあたり約250円〜350円が目安
あまり安すぎるとスジが多かったり、焼いたときに硬くなりやすいので注意。
🔸人数分の目安
300gで4人分くらい(サラダに合わせる目安です)
■ しっとり柔らかく仕上げる秘密のプロ技3つ!
❶「常温に戻して焼く」と言う方法が一般的に言われてますが…
実は、冷蔵庫から出してすぐ焼いた方が、しっとり仕上がるんです。
❷パサつかない“ブライン液”の魔法!パサつき知らずの秘密兵器「ブライン液」
塩と砂糖を混ぜた水の事。この水にお肉をひと晩つけることで、
水分を中にしっかりとじこめて、柔らかジューシーに変わります。
➌低温調理で、失敗知らず!
「ヨーグルトメーカーや、低温調理機、炊飯器の保温機能、湯煎などの」低温調理で、
ほったらかしなのに極上の仕上がりになります。70℃でじっくり3時間。
表面が硬くならず、ロゼ色にふんわり仕上がります♪
(生ではなく、きちっと中まで火を通す安全対策です)

■ レシピ
低温でじっくり、春めくローストビーフ(調理時間:実働15分+低温加熱3時間)
《材料(3∼4人分)》
- 牛モモ肉(または肩ロース)…300g
- 塩…10g(ブライン液用)
- 砂糖…10g(ブライン液用)
- 水…200ml(ブライン液用)※水に対して塩と砂糖は5%が基本
- ニンニク…1片
- 黒こしょう…適量
- オリーブオイル…小さじ2

【前日の準備】〜しっとり仕込みタイム〜
①お肉の表面にフォークで数か所穴を開け、ブライン液を混ぜ合わせる。
②ジップ袋にお肉と1を入れ、冷蔵庫で一晩(6〜12時間)漬け込む。
→これでパサつかないベースが完成です!
【当日の作り方】
③お肉を袋から取り出し、水気をペーパーでふく。
④表面に黒こしょうをすり込む。
⑤フライパンでオリーブオイルとニンニクを温め、強火で表面をサッと焼く。(1面30秒ずつ)
→冷たいまま焼くことで、内側に熱が入りすぎません!

⑥焼いたお肉をジップ袋や耐熱袋に戻し、しっかり口を閉じる。保温良くするためアルミホイルで包む。

⑦低温調理器や発酵機(ヨーグルトメーカー)に入れ、70℃で3時間加熱。
→なければ炊飯器の保温モードや湯せんでもOK!(※温度管理だけ注意)
※写真の発酵機(ヨーグルトメーカー)の場合
焼いたお肉を耐熱袋に入れ、アルミホイルで包んだものを更に水を入れた袋に入れて湯煎状態にしています。

⑧加熱が終わったら、少し冷ましてスライス。(加熱の進行を防ぎます)

■ 春らしいアレンジも♪
春キャベツと粒マスタードのソースを添えて
→ 甘い春キャベツとお肉の相性が抜群。粒マスタード・ヨーグルト・塩・オリーブオイルを混ぜるだけでさわやかなソースに♪